大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第8号
令和 4年 7月19日11時28分 下関地方気象台発表
(見出し)
九州北部地方では、引き続き19日日中まで線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。山口県では、19日昼過ぎにかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
(本文)
前線上の低気圧が日本海にあって東北東に進んでいます。低気圧からのびる前線が20日にかけて九州付近を南下する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部地方では大気の状態が非常に不安定となっています。
山口県では、これまでの雨で地盤が緩んでいる所や、増水している河川があります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
<雨の実況>
降り始め(18日6時00分)から19日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
美祢市東厚保 243.0ミリ
美祢市秋吉台 241.5ミリ
下関市豊田 226.0ミリ
長門市油谷 220.5ミリ
萩市土原 218.0ミリ
<雨の予想>
19日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 30ミリ
中部 30ミリ
東部 30ミリ
北部 30ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。