8月11日(木・祝)から須佐歴史民俗資料館にて3年ぶりにテーマ展を行います。
須佐といえば、三方を山々に囲まれ、目の前に広がる花火の鮮やかさと迫力ある炸裂音で人気のある花火を実施していますが、昔から須佐と花火に縁があったことをご存知ですか?
日本で花火鑑賞が盛んになったのは近世に入ってからですが、須佐の領主益田家は元禄11年(1698)8月10日、当主の益田就賢(ますだなりかた)が萩城下のはずれにある松本屋敷に藩主の毛利吉広を接待し、豪勢な食事と花火を打ち上げおもてなしをした、という記録が残っています。
本展示では、江戸時代の花火や益田家家臣に伝わった花火技術についての文書を紹介します。
今年も残念ながら須佐の花火大会は中止となってしまいましたが、花火の歴史を通して、須佐の花火に思いを馳せていただければと思います。
会期:令和4年8月11日(木・祝)~10月10日(月・祝)
9:00~16:30 ※最終入館16:00
場所:萩市立須佐歴史民俗資料館
入館料:大人310円、子ども150円
休館日:月曜日、祝日の翌日 ※8月12日は開館します
※会期初日8月11日(木・祝)の10時、14時に当館特別学芸員(非常勤)重田麻紀が展示説明を行います。