山口県気象情報

大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第5号
令和 5年 6月30日10時51分 下関地方気象台発表

(見出し)
九州北部地方では、30日午後から7月1日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

(本文)
 日本海の低気圧から朝鮮半島をとおり華中に梅雨前線がのびています。梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部地方では大気の状態が非常に不安定となっています。梅雨前線は7月1日にかけて九州付近に停滞する見込みです。
 このため、山口県では、30日夜のはじめ頃から7月1日未明にかけて非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。

<雨の実況>
  降り始め(29日2時)から30日10時までの降水量(アメダスによる速報値)
    美祢市東厚保 92.5ミリ
    美祢市秋吉台 72.0ミリ
  周防大島町安下庄 53.5ミリ
     山口市徳佐 47.0ミリ
     山口市前町 46.0ミリ

<雨の予想>
30日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 50ミリ
 中部 50ミリ
 東部 50ミリ
 北部 50ミリ

7月1日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 50ミリ
 中部 50ミリ
 東部 50ミリ
 北部 50ミリ

30日12時から7月1日12時までに予想される24時間降水量は、いず
れも多い所で、
 西部 200ミリ
 中部 200ミリ
 東部 200ミリ
 北部 200ミリ

その後、7月1日12時から2日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 50から100ミリ
 中部 50から100ミリ
 東部 50から100ミリ
 北部 50から100ミリ

 線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

<防災事項>
 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
 土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。