令和５年台風第６号に関する山口県気象情報　第７号
令和　５年　８月　８日１６時５５分　下関地方気象台発表

（見出し）
台風第６号は、９日夜遅くから１０日午前中にかけて山口県に最も接近する見込みです。暴風やうねりを伴った高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。九州北部地方では８日夜から１０日午前中にかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

（本文）
　台風第６号は、８日１７時には屋久島の南約８０キロにあって、１時間におよそ１０キロの速さで北北西へ進んでいるものと推定されます。
　台風はこの後、１０日にかけて九州の西の海上を北上する見込みです。このため、山口県では海上を中心に、９日夜のはじめ頃から１０日にかけて非常に強い風が吹き、日本海側では、９日昼過ぎからうねりを伴ってしけるでしょう。瀬戸内海では、９日夜のはじめ頃から警報級の高波となる見込みです。
　台風の中心が九州の西の海上を進みますが、台風本体の発達した雨雲が中心付近よりもやや離れた所に位置しているため、山口県では、激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。

＜雨の予想＞
９日に予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　西部　３０ミリ
　中部　３０ミリ
　東部　３０ミリ
　北部　３０ミリ

８日１８時から９日１８時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多
い所で、
　西部　５０ミリ
　中部　５０ミリ
　東部　５０ミリ
　北部　５０ミリ

その後、９日１８時から１０日１８時までに予想される２４時間降水量は、
いずれも多い所で、
　西部　１００から１５０ミリ
　中部　１００から２００ミリ
　東部　１００から２００ミリ
　北部　１００から１５０ミリ

　線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあり
ます。

＜風の予想＞
８日に予想される最大風速（最大瞬間風速）
　日本海側　１２メートル（２５メートル）
　瀬戸内側　１２メートル（２５メートル）
　陸上　　　１２メートル（２５メートル）

９日に予想される最大風速（最大瞬間風速）
　日本海側　２０メートル（３０メートル）
　瀬戸内側　２０メートル（３０メートル）
　陸上　　　１８メートル（３０メートル）

１０日に予想される最大風速（最大瞬間風速）
　日本海側　２０から２４メートル（２５から３５メートル）
　瀬戸内側　２０から２４メートル（２５から３５メートル）
　陸上　　　１５から１９メートル（２５から３５メートル）
　
＜波の予想＞
８日に予想される波の高さ
　日本海側　２．５メートル
　瀬戸内側　２メートル　うねりを伴う
９日に予想される波の高さ
　日本海側　５メートル　うねりを伴う
　瀬戸内側　３メートル　うねりを伴う
１０日に予想される波の高さ
　日本海側　５メートル　うねりを伴う
　瀬戸内側　３メートル　うねりを伴う

＜防災事項＞
　暴風やうねりを伴った高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。高潮に注意してください。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
　　
　今後、発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
　台風の進路や、土砂災害、浸水害、洪水害のキキクル（危険度分布）に関しては「気象庁ホームページ」などもご利用ください。