令和元年台風第5号に関する山口県気象情報 第3号
令和元年7月20日06時20分下関地方気象台発表
(見出し)
山口県では、21日にかけて土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水、強風、うねりを伴った高波、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
(本文)
大型の台風第5号は、20日03時には東シナ海にあって1時間におよそ25キロの速さで北へ進んでいます。山口県では、風速15メートル以上の強風域に入っており、台風や高気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となっています。
台風は、東シナ海を北上し20日夜には朝鮮半島へ進み、21日未明に最も接近する見込みです。また、21日にかけて暖かく湿った空気の流れ込みが続くでしょう。
このため、山口県では20日夜のはじめ頃から21日朝にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。20日は南よりの風が次第に強まり、日本海側ではうねりを伴ったしけとなるでしょう。
<雨の予想>
21日にかけての1時間降水量(多い所)
中部、東部 40ミリ
西部、北部 30ミリ
20日06時から21日06時までの24時間降水量(多い所)
中部、東部 150ミリ
西部、北部 120ミリ
その後、21日06時から22日06時までの24時間降水量(多い所)
山口県 50から100ミリ
<風の予想>
21日にかけての最大風速(最大瞬間風速)
日本海側の海上 18メートル(30メートル)
瀬戸内側の海上 18メートル(30メートル)
陸上 15メートル(30メートル)
<波の予想>
21日にかけての波の高さ
日本海側 4メートル うねりを伴う
瀬戸内側 2メートル
<防災事項>
土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水、強風、うねりを伴った高波に注意してください。また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後、発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
台風の進路や土砂災害、浸水害、洪水の危険度分布に関しては「気象庁ホームページ」などを確認してください。