山口県気象情報

令和3年台風第14号に関する山口県気象情報 第6号
令和 3年 9月17日11時48分 下関地方気象台発表

(見出し)
山口県では、17日昼過ぎから暴風、うねりを伴った高波に、17日夜のは
じめ頃から土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒してください。

(本文)
 台風第14号は、17日11時には五島市の西北西約100キロにあって
1時間におよそ20キロの速さで東北東へ進んでいるものと推定されます。
 九州北部地方では、広い範囲で風速15メートル以上の強風域に入ってお
り、台風は勢力を維持したまま九州北部地方に上陸するおそれがあります。
山口県には17日夜のはじめ頃から夜遅くにかけて最も接近する見込みで
す。
 このため、山口県では17日昼過ぎから18日未明にかけて非常に強い風
が吹き、海上では17日夕方から夜遅くにかけてうねりを伴った大しけとな
る所があるでしょう。
 また、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安
定となるため、17日昼過ぎから夜遅くにかけて局地的に激しい雨や非常に
激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。落雷や竜巻などの激しい突
風が発生するおそれもあります。
 17日夜は潮位の高い時期と台風接近が重なりますので、海岸や河口付近
の低地では浸水や冠水のおそれがあります。

<雨の予想>
17日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 50ミリ
 中部 50ミリ
 東部 50ミリ
 北部 50ミリ
17日12時から18日12時までに予想される24時間降水量は、いずれ
も多い所で、
 西部 150ミリ
 中部 150ミリ
 東部 150ミリ
 北部 150ミリ

<風の予想>
17日から18日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)
 日本海側 23メートル(35メートル)
 瀬戸内側 23メートル(35メートル)
 陸上   20メートル(35メートル)

<波の予想>
17日から18日にかけて予想される波の高さ
 日本海側 6メートル うねりを伴う
 瀬戸内側 3メートル

<防災事項>
 暴風、うねりを伴った高波、土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒してくだ
さい。
 低い土地の浸水、高潮、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してくださ
い。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、
安全確保に努めてください。

 今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してくだ
さい。
 台風の進路予想や、土砂災害、浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)
に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。