大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第16号
令和 3年 8月17日05時37分 下関地方気象台発表
(見出し)
山口県では、17日夕方にかけて断続的に雷を伴った激しい雨や非常に激し
い雨が降り大雨となる見込みです。土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒して
ください。
(本文)
前線が東シナ海から九州北部地方にのびており、前線上の低気圧が17日
昼前にかけて対馬海峡を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖か
く湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が
活発となっています。
このため、山口県では、17日夕方にかけて断続的に雷を伴った激しい雨
や非常に激しい雨が降り大雨となる見込みです。また、18日も九州付近に
前線が停滞するため、断続的に雨が降るでしょう。
山口県では、これまでの大雨により地盤が緩んでいる所があり、少しの雨
でも土砂災害が発生するおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい
突風のおそれもあります。
<雨の実況>
降り始め(11日11時00分)から17日5時00分までの降水量(ア
メダスによる速報値)
岩国市羅漢山 527.0ミリ
岩国市広瀬 470.5ミリ
周南市和田 468.0ミリ
周南市鹿野 467.0ミリ
山口市徳佐 416.0ミリ
<雨の予想>
17日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 50ミリ
中部 50ミリ
東部 50ミリ
北部 50ミリ
17日6時から18日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多
い所で、
西部 180ミリ
中部 200ミリ
東部 200ミリ
北部 180ミリ
<防災事項>
土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒し、低い土地の浸水、落雷や竜巻など
の激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安
全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してくだ
さい。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象
庁ホームページ」などを確認してください。