大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第17号
令和 3年 8月17日11時35分 下関地方気象台発表
(見出し)
山口県では、17日夕方にかけて断続的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り大雨となる見込みです。土砂災害に警戒してください。
(本文)
前線が東シナ海から九州北部地方にのびており、前線上の低気圧が17日昼過ぎにかけて対馬海峡を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となっています。
このため、山口県では、17日夕方にかけて断続的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り大雨となる見込みです。また、18日も九州付近に前線が停滞するため、断続的に雨が降るでしょう。
山口県では、これまでの大雨により地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
<雨の実況>
降り始め(11日11時00分)から17日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
岩国市羅漢山 569.0ミリ
岩国市広瀬 489.0ミリ
周南市和田 482.0ミリ
周南市鹿野 481.5ミリ
山口市徳佐 424.0ミリ
<雨の予想>
17日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 50ミリ
中部 50ミリ
東部 50ミリ
北部 50ミリ
17日12時から18日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 100ミリ
中部 120ミリ
東部 120ミリ
北部 100ミリ
<防災事項>
土砂災害に警戒し、河川の増水、低い土地の浸水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。