大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第20号
令和 3年 8月18日16時29分 下関地方気象台発表
(見出し)
山口県では、19日明け方から昼前にかけて土砂災害に警戒してください。
(本文)
日本海にある低気圧から九州北部地方を通り東シナ海へ前線がのびています。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、上空には寒気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっています。前線は19日にかけて九州北部地方から東シナ海に停滞し、引き続き大気の状態が非常に不安定になる見込みです。
このため、山口県では18日夜遅くから19日朝にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る所がある見込みです。これまでの大雨により地盤が緩んでいる所があるため、19日明け方から昼前にかけて土砂災害に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
<雨の実況>
降り始め(11日11時00分)から18日16時00分までの降水量
(アメダスによる速報値)
岩国市羅漢山 633.0ミリ
岩国市広瀬 531.0ミリ
周南市鹿野 518.5ミリ
周南市和田 516.5ミリ
下松 440.0ミリ
<雨の予想>
18日から19日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 40ミリ
中部 50ミリ
東部 50ミリ
北部 40ミリ
18日18時から19日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 80ミリ
中部 120ミリ
東部 120ミリ
北部 80ミリ
<防災事項>
土砂災害に警戒してください。
低い土地の浸水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
この情報は、「落雷と突風に関する山口県気象情報 第19号」を引き継ぐものです。