大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第7号
令和 4年 7月19日06時01分 下関地方気象台発表
(見出し)
九州北部地方では、引き続き19日午前中にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。山口県では、19日昼前にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
(本文)
前線上の低気圧が日本海西部にあって東北東に進んでいます。低気圧からのびる前線が20日にかけて九州を南下する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部地方では大気の状態が非常に不安定となっています。
このため、山口県では、19日昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
<雨の実況>
降り始め(18日6時00分)から19日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
美祢市東厚保 213.5ミリ
美祢市秋吉台 183.0ミリ
下関市竹崎 175.5ミリ
下関市豊田 149.5ミリ
長門市油谷 149.0ミリ
<雨の予想>
19日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 60ミリ
中部 60ミリ
東部 60ミリ
北部 60ミリ
19日6時から20日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 100ミリ
中部 120ミリ
東部 120ミリ
北部 100ミリ
その後、20日6時から21日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 およそ50ミリ
中部 およそ50ミリ
東部 およそ50ミリ
北部 およそ50ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
<防災事項>
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。