令和4年台風第11号に関する山口県気象情報 第7号
令和 4年 9月 5日16時54分 下関地方気象台発表
(見出し)
大型で強い台風第11号は、6日朝には山口県に最も接近する見込みです。暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。また、九州北部地方では5日夜から6日午前中にかけては、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
(本文)
大型で強い台風第11号は、5日15時には東シナ海にあって、1時間におよそ25キロの速さで北北東へ進んでいます。
台風は、勢力を維持したまま5日夜から6日朝にかけて対馬海峡を通過し、6日朝に山口県に最も接近する見込みです。
山口県の一部では、風速15メートル以上の強風域に入っており、台風が予報円の中心付近を進みますと、早い所では6日明け方に風速25メートル以上の暴風域に入る見込みです。このため、山口県では、5日夜遅くから6日昼前にかけて非常に強い風や猛烈な風が吹き、海上ではうねりを伴った猛烈なしけとなる所が見込みです。
台風周辺の暖かく湿った空気の流れ込みや台風本体の発達した雨雲により、5日夜遅くから6日昼前にかけて局地的に雷を伴い非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。
山口県の沿岸では、6日は高潮のおそれがあります。
<雨の予想>
5日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 30ミリ
中部 30ミリ
東部 30ミリ
北部 30ミリ
6日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 50ミリ
中部 70ミリ
東部 70ミリ
北部 60ミリ
5日18時から6日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 150ミリ
中部 200ミリ
東部 200ミリ
北部 180ミリ
線状降水帯が発生した場合には、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
<風の予想>
5日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
日本海側 20メートル(30メートル)
瀬戸内側 20メートル(30メートル)
陸上 20メートル(35メートル)
6日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
日本海側 30メートル(45メートル)
瀬戸内側 23メートル(35メートル)
陸上 20メートル(35メートル)
<波の予想>
5日に予想される波の高さ
日本海側 4メートル うねりを伴う
瀬戸内側 2.5メートル
6日に予想される波の高さ
日本海側 10メートル うねりを伴う
瀬戸内側 3メートル
<防災事項>
暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
高潮に注意・警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。