山口県気象情報

令和4年台風第14号に関する山口県気象情報 第1号
令和 4年 9月16日11時55分 下関地方気象台発表

(見出し)
大型で非常に強い台風第14号は、18日午後から19日にかけて山口県にかなり接近する見込みです。暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。高潮に注意・警戒してください。

(本文)
 大型で非常に強い台風第14号は、16日9時には日本の南にあって、1時間におよそ10キロの速さで西へ進んでいます。
 台風は、非常に強い勢力を維持したまま、18日から19日にかけて九州北部地方にかなり接近する見込みです。
 台風が予報円の中心付近を進みますと、山口県の早い所では、17日夜に風速15メートル以上の強風域に、18日午後には風速25メートル以上の暴風域に入る見込みです。
 このため、山口県では、19日は海上を中心に猛烈な風が吹き、18日から19日にかけてうねりを伴った大しけとなるおそれがあります。また、山口県の沿岸では、高潮のおそれがあります。
 台風周辺の暖かく湿った空気の流れ込みや台風本体の発達した雨雲により大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。

<雨の予想>
17日12時から18日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 50から100ミリ
 中部 50から100ミリ
 東部 50から100ミリ
 北部 50から100ミリ
その後、さらに降水量が増える見込みです。

<風の予想>
17日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
 日本海側 12メートル(25メートル)
 瀬戸内側 15メートル(25メートル)
 陸上   10メートル(20メートル)
18日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
 日本海側 25から29メートル(35から45メートル)
 瀬戸内側 25から29メートル(35から45メートル)
 陸上   20から24メートル(30から40メートル)
その後、19日は猛烈な風となるおそれ

<波の予想>
17日に予想される波の高さ
 日本海側 2メートル
 瀬戸内側 1.5メートル うねりを伴う
18日に予想される波の高さ
 日本海側 6メートル  うねりを伴う
 瀬戸内側 3メートル  うねりを伴う
その後、19日にかけてうねりを伴った大しけが続く見込み

<防災事項>
 暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。高潮に注意・警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
 今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
 台風の進路予想や、土砂災害、浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。