山口県気象情報

大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第11号
令和 5年 7月 1日06時00分 下関地方気象台発表

(見出し)
九州北部地方では、線状降水帯による非常に激しい雨の降りやすい状況が続いています。山口県では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。引き続き、1日日中にかけて線状降水帯が発生するおそれがあります。

(本文)
 対馬海峡付近にある梅雨前線は、ゆっくり南下し、2日にかけて九州付近に停滞する見込みです。梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっています。
 このため、山口県では、1日昼前にかけて雷を伴った激しい雨が断続的に降る見込みです。降り始めからの降水量が多い所で300ミリを超えています。広い範囲で地盤が緩み、増水している河川があります。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。

<雨の実況>
 降り始め(6月29日2時)から7月1日5時までの降水量(アメダスによる速報値)
  美祢市東厚保 336.0ミリ
   山口市前町 328.0ミリ
  美祢市秋吉台 285.5ミリ
   周南市和田 276.0ミリ
   下関市豊田 257.0ミリ

<雨の予想>
1日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 30ミリ
 中部 30ミリ
 東部 30ミリ
 北部 30ミリ
1日6時から2日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 80ミリ
 中部 80ミリ
 東部 80ミリ
 北部 80ミリ

 線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

<防災事項>
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
 土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。