山口県気象情報

大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第13号
令和 5年 7月 9日16時31分 下関地方気象台発表

(見出し)
山口県では、土砂災害の危険度が高まっている所があります。10日夕方にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

(本文)
 梅雨前線は11日にかけて対馬海峡付近に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが続いているため、大気の状態が非常に不安定となっています。
 山口県では、11日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が断続的に降る見込みで、大雨となるおそれがあります。
 これまでの大雨により、すでに広い範囲で地盤が緩んでいるため、土砂災害の発生する危険度が高い状況が続く見込みです。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

<雨の実況>
 降り始め(7日6時)から9日16時までの降水量(アメダスによる速報値)
      宇部 230.5ミリ
      防府 221.0ミリ
   下関市竹崎 218.5ミリ
  美祢市東厚保 212.5ミリ
   山口市前町 192.5ミリ

<雨の予想>
9日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 30ミリ
 中部 30ミリ
 東部 30ミリ
 北部 30ミリ
10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 40ミリ
 中部 40ミリ
 東部 40ミリ
 北部 40ミリ

9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 150ミリ
 中部 150ミリ
 東部 150ミリ
 北部 150ミリ

その後、10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 50から100ミリ
 中部 50から100ミリ
 東部 50から100ミリ
 北部 50から100ミリ

<防災事項>
 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

 今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。

 土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。