山口県気象情報

令和元年台風第10号に関する山口県気象情報第1号
令和元年8月13日11時17分下関地方気象台発表

(見出し)
 超大型の台風第10号は、15日に山口県にかなり接近するおそれがあります。暴風、うねりを伴った高波に警戒してください。

(本文)
 超大型の台風第10号は、13日09時には、種子島の南東約550キロにあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。台風は、13日は発達しながら北西へ進み強い勢力となるでしょう。その後は進路を北よりに変えて九州の東海上を北上し、15日には強い勢力で山口県にかなり接近するおそれがあります。
 台風が予報円の中心付近を進みますと、山口県の早い所では13日夜のはじめ頃から風速15メートル以上の強風域に入り、14日夜遅くから風速25メートル以上の暴風域に入る見込みです。
 このため、海上ではうねりを伴い波が高くなる見込みです。15日は台風本体の雨雲がかかるため、大雨となるおそれがあります。大潮の時期であり、台風の接近に伴って14日から15日を中心に高潮のおそれがあります。

<風の予想>
14日にかけての最大風速(最大瞬間風速)
日本海側    18メートル(30メートル)
瀬戸内海側   20メートル(30メートル)
陸上      17メートル(30メートル)
その後さらに風は強まる見込みです。

<波の予想>
14日の波の高さ
瀬戸内側 東部    3メートル うねりを伴う
     中部  2.5メートル うねりを伴う
     西部  2.5メートル
   日本海側    3メートル うねりを伴う   
その後さらに波は高まる見込みです。

<雨の予想>
14日の1時間雨量(多い所)
 山口県     20ミリ
13日12時から14日12時までの24時間降水量(多い所)
 山口県     30ミリ
14日12時から15日12時までの24時間降水量(多い所)
 山口県    100から200ミリ
その後も、降水量はさらに多くなる見込みです。

<防災事項>
 暴風、うねりを伴った高波に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、高潮に注意してください。落雷、竜巻などの激しい突風にも注意してください。
 発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

 今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。また、台風の進路や土砂災害、浸水害、洪水の危険度分布に関しては「気象庁ホームページ」などを確認してください。