大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第13号
令和 3年 7月10日05時52分 下関地方気象台発表
(見出し)
山口県では、10日昼過ぎから夕方にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大
雨となるおそれがあります。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増
水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
(本文)
対馬海峡に停滞している梅雨前線は、11日にかけて九州北部地方まで南
下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気
の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。また、落
雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
このため、山口県では、10日昼過ぎから夕方にかけて雷を伴った激しい
雨が降り大雨となるでしょう。また11日も、前線の活動の程度によっては
大雨となる可能性があります。
<雨の実況>
降り始め(7日2時00分)から10日5時00分までの降水量(アメダ
スによる速報値)
岩国市羅漢山 298.0ミリ
岩国市広瀬 196.5ミリ
周南市鹿野 187.5ミリ
山口市徳佐 173.5ミリ
萩市須佐 164.0ミリ
<雨の予想>
10日から11日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 30ミリ
中部 30ミリ
東部 30ミリ
北部 30ミリ
10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多
い所で、
西部 60ミリ
中部 60ミリ
東部 60ミリ
北部 60ミリ
その後、11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は、い
ずれも多い所で、
西部 50から100ミリ
中部 50から100ミリ
東部 50から100ミリ
北部 50から100ミリ
<防災事項>
土砂災害に警戒してください。
低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してく
ださい。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するな
ど、安全確保に努めてください。
今後、発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してく
ださい。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象
庁ホームページ」などを確認してください。