大雨に関する山口県気象情報 第11号
令和 3年 8月15日16時25分 下関地方気象台発表
(見出し)
山口県では、これまでの大雨により土砂災害の危険度が高まっている所があります。17日にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒してください。
(本文)
東シナ海から九州付近にのびる前線は、ゆっくり南下しており、雨は小康状態となっています。この前線は、15日夜には九州南部付近まで南下し、17日にかけて九州付近に停滞する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
このため、山口県では、前線の北上に伴い16日夜のはじめ頃から17日にかけて、断続的に雷を伴った激しい雨が降り大雨となる見込みです。18日も前線の影響で大雨となるおそれがあります。
これまでの大雨により、土砂災害の危険度が高まっている所があり、今後、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
<雨の実況>
降り始め(11日11時00分)から15日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
岩国市羅漢山 489.0ミリ
周南市和田 449.5ミリ
岩国市広瀬 431.5ミリ
周南市鹿野 427.0ミリ
山口市前町 385.0ミリ
<雨の予想>
16日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 30ミリ
中部 30ミリ
東部 30ミリ
北部 30ミリ
16日18時から17日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 100から150ミリ
中部 100から150ミリ
東部 100から150ミリ
北部 100から150ミリ
<防災事項>
土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒してください。
低い土地の浸水、落雷や突風に注意してください。
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。