山口県気象情報

大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第14号
令和 3年 8月16日16時31分 下関地方気象台発表

(見出し)
山口県では、これまでの大雨により地盤が緩んでいる所があります。17日にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒してください。

(本文)
 前線が九州付近に停滞しており、東シナ海にある前線上の低気圧が17日に対馬海峡を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。
 このため、山口県では、17日夕方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。
 なお、18日も前線の影響で大雨となるおそれがあります。これまでの大雨により地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

<雨の実況>
 降り始め(11日11時00分)から16日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  岩国市羅漢山 493.0ミリ
   周南市和田 456.0ミリ
   岩国市広瀬 436.5ミリ
   周南市鹿野 432.0ミリ
   山口市前町 390.0ミリ

<雨の予想>
16日から17日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 50ミリ
 中部 50ミリ
 東部 50ミリ
 北部 50ミリ

16日18時から17日18時までに予想される24時間降水量は、いずれ
も多い所で、
 西部 180ミリ
 中部 200ミリ
 東部 200ミリ
 北部 180ミリ

その後、17日18時から18日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 西部 100から150ミリ
 中部 100から150ミリ
 東部 100から150ミリ
 北部 100から150ミリ

<防災事項>
 土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒してください。
 低い土地の浸水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
 発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

 今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
 土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。