大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第15号
令和 5年 7月10日05時28分 下関地方気象台発表
(見出し)
九州北部地方では、線状降水帯による猛烈な雨が続いています。山口県では土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
(本文)
梅雨前線は対馬海峡付近に停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが続いているため、大気の状態が非常に不安定となっています。九州北部地方では線状降水帯が発生し、災害の危険度が非常に高まっています。
山口県では、10日夕方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
これまでの大雨により、広い範囲で地盤が緩んでいるため、土砂災害の発生する危険度が高い状況が続く見込みです。
また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
<雨の実況>
降り始め(7日6時)から10日5時までの降水量(アメダスによる速報値)
宇部 252.0ミリ
防府 241.5ミリ
美祢市東厚保 241.0ミリ
下関市竹崎 241.0ミリ
下関市豊田 238.5ミリ
<雨の予想>
10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 70ミリ
中部 70ミリ
東部 50ミリ
北部 70ミリ
10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 150ミリ
中部 180ミリ
東部 180ミリ
北部 150ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。